【思わぬ方向から鉄砲弾?】苦手とするタイプからの電話

先日、違う部署の社員から久しぶりに電話が有りました。

その社員は私と同い年ですが、バリバリ出世欲が有り、私が苦手とするタイプです。

その社員から、「退職は経済的にも思いとどまった方がいい。」と慰留する内容でしたが、私からは「贅沢さえしなければ、何とかなるよ」と軽く返事をしました。

あまり、長く話をする気は無かったので、「また、機会が有れば一杯行こう」と電話を切ろうとしたら、まったく思いもかけない話をしてきたのです。

 

「自分は営業成績も優秀で常にガムシャラにトップクラスを維持してきた。役職もそれに伴って上がってきたが、ここ数年、それ以上の昇格が無い。それなのに・・・」

 

とここで言葉を詰まらせました。

 

「いつもトップクラスで凄いと思ってるし、周りもそう見てると思うよ。」

 

と返したところ、

 

「昇格の話も無いため、退職しようと上司に相談したが、特に慰留される雰囲気では無かった。なぜ、そんなに慰留されているのか?」

 

「慰留というより、会社としてタイミングが悪いと思っているだけだよ。来春には退職する前提で動いているよ」

 

「社内で退職を思いとどまらせるよう動いているとある社員から聞いてる。本当はどうして慰留されているんだ。」

 

「知っての通り、私が複数の大口顧客を担当していて、その後任が決まらないからだよ。」

 

「転職先がライバル会社じゃないのか」

 

「いやいや、転職はしないし、再就職自体も考えていない。元気な内に、全国温泉巡りをする予定だから」

 

「後任が見つからないだけで、そんなに慰留されることはないだろ。昇格対象だから、こんなに慰留されているんだろ!」

 

とまあ、ぽか~んとしてしまいました。

 

「昇格の『昇』の字も言われたことはないし、退職は自分の中では確定だからね」

 

「役員になるための退職だろ、時期も合致している」

 

「おい、おい、そんな打診は受けていないし、有ったとしても、そんな気はない。どうしたんだ?」

 

「私に打診が無いのは何故だ!何か理由があるんだろ!」

 

と、支離滅裂な状態。

 

「こんな話は私にされても困るから、電話切るよ。」

 

ガチャ!

 

思わぬ方向から鉄砲玉が飛んできた気分でした。

 

私が担当している大口顧客は、以前は特に大きな取引をしておらず、単なる御用聞き程度の取引でした。

そのため、数字は読めるけど、読める程度の顧客扱いでした。

その後、私が担当になってから、毎回、様々なジャンルの雑談を顧客と交わしているうちに、ビンゴな話題が見つかり、そこから、大きく取引が増えていきました。

ところが、先ほどの同僚はバリバリの営業マンで、どちらかというと「押し売り」といっても過言では無い程の強烈な営業スタイルで、数字とトラブルがセットで上がってきていると噂には聞いていました。

トラブルは他の社員や会社を巻き込んで、手を煩わせてしまうことから、その点がプラス以上にマイナスだったのではと思っています。

 

最近は、色んな事が立て続けに起きていて、私の備忘録を兼ねていますので、ご承知おき下さい。

 

 

 

 

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