婚活独身の障害がパワハラ恐怖症!?①

仕事納めの本日(私は先取り休暇中)、サークル時代の後輩から「ちょっと相談に乗って貰えませんか?」という電話があり、少し早めのランチがてらファミレスで落ち合いました。

話を聞いてみると想いを寄せている社内の部下の女性がいるそうで、それとなくアプローチはしていたとのこと。

以下、実際の会話形式で・・・

「コロナ以前だったら、グループで飲み会などをきっかけにできたのに、今では複数人数での会食が事実上、禁じられており、そのようなきっかけ作りが難しくなってきているんです」

「確かにそうだよな。プライベートな趣味や好きなスポーツなどもそのような宴席がきっかけで情報を得ることができてたよね」

「仕事中にとてもそんなこと聞けませんし。また、最近セクハラやパワハラに関する社内研修があり、自分を厳しく律するようにというお達しが出ました。」

「この研修のタイミングは何かあったという裏返しだよね」

「そうなんです。どうもLINE交換を強制されたというようなことだったそうです」

「そうか~。難しい時代だね。」

「その子の上司という立場上、特別扱いするわけにはいかず、かといって、食事の誘いなども先の研修でいう優越的地位の乱用なんて言われかねない状況です。」

「部下という関係や同じ社員同士という関係が難しくしているんだね」

「そうなんです。だから、まだ同じ会社の人には全く相談しておらず、社外の先輩に相談させて頂いたのです。」

「恋愛相談なんて、相手が間違ってるんじゃないの。笑」

「相談に乗っていただいたのは戦略的アドバイスが欲しかったからです。(真顔)」

「戦略的なんて難しい言葉を使っているけど、私はそんな力量は無いよ。だからこの忙しい年末年始に15日間も休んでるんだから。」

「いえいえ、実際にそんな長期の休みを取るなんて、普通のサラリーマンからしたら信じられません。」

「長期休みを取るには社内の人間関係と顧客との関係をバランスよく考える必要がある。いずれにしても突然、15日間休みますと勝手に休まれては困るからね。」

「その休みをしっかり取れるような戦略が役に立つかもと昨晩、思いついたのです」

「参考になるのかは分からないけど、長期休暇を取るに当たって、3カ月ほど前からそれとなく、関係者との会話の中に盛り込ませるようにしてきたんだ。社内については、業務フローがある程度定形化しているから、そのスケジュール管理とバックアップ体制を敷いておけば済むけど、問題は顧客対応だ。とはいえ、それも社内と大きくは変わらず、商談の中で早めに薄っすらと話題の中に溶かし込んで、あるタイミングで実はいつからいつまでお休みを取る予定です。社内のバックアップはもちろんですが、何かあった時にはご遠慮なく、直接電話ください。あらかじめ予想される問題点を書面にして纏めておきましたので、お気づきの点や漏れている点がありましたら、事前にお知らせ下さい。至急検討します。というような感じで休みを既成事実化していっただけだよ」

「やっぱり計画性だけでなく、ストーリーが必要なんですね!」

(つづく)

 

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