【節約の限界】あきらめの境地

基本的に「節約」は、収入が有って初めて成り立つ考え方ですから、いずれ限界が来ます。

最近、特に食品売り場で感じる事ですが、夜の総菜売り場の半額タイムは、既に過去のものになっているようで、5%、10%、20%、30%と小刻みになってきています。

これを見て、思わず頭をよぎったのが、あの

 

椅子取りゲーム

 

でした。

 

以前は、10%程度の値引きの後に、一定の時間になると一気に半額にしていましたが、今では細かく、しかも値引き時間帯が安定化してくると、10%引きで良い人と、30%引きで良い人と、半額じゃないと駄目な人と色々、時間帯の人間模様が感じられます。

 

小売り側も定価を上げたり、数を調整したりなど、色々、模索していましたが、結果的に値引き時間を安定化させることによって、振るい分けをしているように感じます。

 

いずれにせよ、余りにも様々な商品が値上がりしたことから、買うことを諦める層が確実に増えているように感じています。

 

庶民が抗う手段は、「創意工夫」のみです。

恐らく、生活に余裕の無い層が厚くなっていくので、消費のボリュームは漸減傾向が続き、名目と実質がどんどん、乖離していくのでしょう。

 

そうなってくると、国民格差が更に広がっていきますので、普通のスーパーは、デイスカウントスーパーに、成城石井紀伊国屋などは高額所得者向けの高品質な商品群を中心に扱うようになり、小売り側も格差を前提とした戦術を取らざるを得なくなってきます。

 

早期退職を目論んでいる立場からは、その間隙を縫う形で「創意工夫」しながら、厳しい時代に付き合っていきたいと思います。

 

 

 

 

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