この物価高で、買い物も慎重になっているかと思いますが、最近のスーパーのチラシや店頭での販売戦略から気が付いたことがあります。
まず、極端な値引き商品でこれまで呼び込んでいたものが鳴りを潜め、微妙に安い商品をチラシに乗せたうえで、逆にチラシに乗せない
当日限り!
という商品もありますよという、期待値で来店を促すパターンです。
私もそれに乗って、特売当日来店してみましたが、確かに
これは安い!
と思う商品が並べられていました。
例えば、フルグラ750グラム498円、バター150グラム198円などです。
消費者にとっては、大変ありがたいですし、お店にとっても集客につながりますから、昔風に言えば、
損して得取れ
という感じでしょうか。
もちろん、特売品だけを狙ってくる消費者もいるとは思いますが、ついで買いを誘発するには十分な手法だと思います。
さて、ここからは私見ですが、値段の安さだけでの集客は限界がありますから、できれば全部は無理だと思いますが、鮮度を売りにするような食材を上手くアピールできないのかなといつも思っています。
既に百貨店の生鮮売り場の値段とスーパーのそれとでは、明らかに百貨店の鮮度と価格が勝っています。
あの
お値段以上!
です。
コンビニも今や毎週の恒例行事となっています、あのプライチキャンペーンもその一つで、こちらも事実上、定価の半額での販売となっていますので、消費意欲を喚起するには、消費者としても商品さえマッチングすれば、利用しない手はありません。
インフレになりながらも、お金の価値が上がっていくという相矛盾する現状からは、消費者や小売、メーカー側の苦悩が伝わってきます。