家呑みが増えたことにより、19時台のテレビ番組を見る機会が増えてきました。
しかし、どのチャンネルも、どの時間帯もタイトルにありますように番組風ＣＭや再放送ばかりとなっています。
特に再放送は出演者のマスクの有無で直ぐにいつ頃のものなのかが分かります。
また、テレビ番組も企業物であったり、特定の商品物であったり、特に目立つのは「お得」や「大容量」、「まとめ買い」、「激安店」などでワンパターン化しています。
しかも、特定の企業が複数局にて同じような内容で放送されていますので、ほとんど、企画力は不要な残念な番組が多く、複雑な思いです。
バブル組の私からすると、フジテレビの突出したバラエティー番組は、想像もしなかったような企画ものが多く、「俺たちひょうきん族」に至っては、出演しているタレントがベテラン、アイドル、若手関係なく全力で番組を面白くしようとオーラが出るような圧倒感が記憶に残っています。
そのフジテレビの凋落がマスコミでよく報道されていますが、つまらない番組ばかりになったのは、フジテレビに限らず、どの放送局もサラリーマン化したことがその最大の理由ですし、結果的にそのように仕向けた経営陣のサラリーマン化も影響しているのではないでしょうかね～。
当然、視聴率の上がらない番組にはスポンサーが付きませんし、ついても広告料はどんどん下がっていくのみで、「軒を貸したら母屋を取られた」という本末転倒な番組構成の現在の状態は見ているのがつらい程です。
これでは、YouTubeや有料サイトに視聴者が流れるのは当然と言えば当然なのでしょうね。
視聴者が求めていることと放送番組との間のニーズのズレが最大の理由ですが、在宅時間が増えたことによりテレビの視聴時間も増えているでしょうから、それを活かさない手はありません。
当然、そんなことはテレビ局も考えているのでしょうけれども、現場レベルや協力会社からの企画や提案を上から何かとケチを付けられて却下され、それに慣れた社員手っ取り早く、再放送物や他局の人気番組のパクリ物に手を付けるという悪循環。
そこは割り切って、視聴率は犠牲にしても数打ちゃ当たかもしれない方式で、若手のための登竜門の時間帯を視聴者にも事前告知したうえで、チャレンジさせてはどうかと思います。
今では多くの視聴者も番組録画で見ているでしょうから、事前告知、深夜の時間帯で十分かと思います。
私的には、以前テレビ東京で放送されていた「厳選いい宿、夢気分」のような、旅程と宿の紹介を兼ねていたところが大変気に入っていました。
また、「温泉給湯」の露天風呂付または半露天風呂、館内居室温泉給湯、源泉かけ流し、ろ過、加温等、具体的に紹介された番組は旅行会社のサイトや公式ＨＰだけでは分かりにくい点を企画した番組にしてはどうかと思います。
旅行もこのような景気の状況ですから、消費者からすると出来るだけコスパがいいか、お値段以上の価値の提供があると分かれば、選択される確率も上がるのではないでしょうか？
色々、こんな番組はどうかと思っている所はありますが、旅番組にまずは期待しています。
