私が取っている住宅ローンの返済方法

現在のマンションを購入する際、頭金4割、残り6割を住宅ローンで組んで20年になります。

その間に3回の借り換えを行い、固定金利も2%→1.55%→1%→0.5%とどんどん下がっていきました。

今のマンションを購入した同時期に勤務先の役員と同クラスのマンションを購入したため、「宝くじにでも当たったのか?」と真顔で言われました。

確かにその当時30代前半で、しかも親からの援助も無く購入したため、同僚からは不思議そうな顔をされていたのを覚えています。

とは言え、結果論からすると購入時は不動産市況が最悪の時で底値で購入したことになりました。

 

当初、ローンの支払い方法については、月々の分プラスこまめな繰り上げ返済の併用を考えていました。

その前提で資金計画を立てていたのですが、ある日ふと、「ここまで金利が低いのだから運用益で元利共に支払えるのではないか」と思い立ちました。

もちろん、市況に左右されるのは百も承知で、「最悪の場合は予定通り給料で支払えばいいや!」と一大決心をしました!

 

結果的には、「ほぼ」予定通り、給料から支払いを廻すことは無く返済を続けることができています。

「ほぼ」と言うのは、運用益での支払い対象を拡大したからです。

住宅ローン+管理費等+駐車場代+固定資産税をその対象としました。

これまでに市況が悪化することはありましたが、狼狽売りは一切せず、運用益が不足気味の時には、特売ハンターに徹するなどして、生活費を下げることで切り抜けています。

 

今では、子どもたちも大きくなり、「学費は出すけど、それ以外は自分で稼ぐように」と小遣いやお昼代等はすべてバイトで捻出してもらっています。(時々、小遣いは上げますが)

 

住宅ローンの延滞は、人生設計に大きな影響を及ぼしますので、慎重な検討が必要ですから、私のような方法は決してお勧めできませんが、学生時代からの節約志向が身に付いており、家内もそれに十分理解してもらっているので、ストレスなく返済が続いています。

 

余談ですが、住宅ローンの借り換えは誰でもできるわけではなく、借り換え時点で担保評価額とローンの残額とのバランスが大きく影響します。

借り換えしようと思っても、そのバランスが崩れている場合、事実上、借り換え不能となり、売却も残債が残るため、それも事実上、困難になります。

そうなると、居住者の固定化(=高齢化)が進み、様々なところに不都合が顕在化してきます。

私は不動産関係の仕事をしており、それを目の当たりにしていますので、もし、これからマンションの購入を検討されている方は、「買えるマンションと売れるマンションは違う」ということを頭の片隅に置いてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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