45歳定年制がかなり話題になっていますが、これはFIREを目指す若者が急激に増えることを意味していると感じています。
農耕民族から狩猟民族への転換が大胆に進められることになり、しかも、恐ろしいスピード感をもって・・・
とすると、これまでの社会体制では対応できず、どこかで大きな体制変更が必要になってくるのではと予感しています。
ざっと思いつくだけで、年金制度や年功序列、学歴、給与体系などが挙げられます。
45歳定年制は社員の人件費を固定費から変動費へ移管し、総人件費の圧縮が主目的で、
【現在】 若さ+安さ+定年前提の給与体系+退職金 (長期間雇用が前提)
【未来】 若さ+業績連動+退職金廃止 (いわゆるギグワーク)
更に株主資本主義が進んでくると、経営自体がAIを強力な武器として、経営陣の効率化も求められることから、執行役員制度の縮小または廃止となり、最後はプロ経営者にバトンタッチ。
このように妄想を膨らませると、いわゆる労働集約型産業に大きな利益増加余地が出てくるのではないでしょうか。
現時点の状況では、まだまだ人手が必要だとの認識だとしても、将来もそうではないことは様々な場面で顕在化しています。
例えば、飲食業には丁寧な接客対応が当然のように求められていましたが、コロナ禍においてはむしろ、人を介さないことが良しとされるようになったところがあります。
いずれにせよ、45歳定年制を前提として、今の若い方が自分の人生を真剣に考えるひとつのきっかけになるといいのですが。