【支出入の中立性】支出が収入を上回らない生活

私のスタンスは、原則として、前月の収入をベースに翌月の支出をその中に収めるというパターンです。

事前に分かっている公租公課や車検費用、学費などは特別支出として別会計にしています。

主な生活費としては、住宅ローンやマンションの管理費等、駐車場代、公共料金、食費、洗剤などの消耗品やそれ以外の雑費になります。

因みに私や家内には小遣いという概念は無く、以前は予算建てしていたのですが、今では必要に応じてその都度、支出することとしています。

これは、私も家内も倹約指向が強く、特に物への執着などもないため、よく使っても月に二人で2~3万円で収まっています。

私は仕事帰り呑みに行ったりすることはありますが、コロナ以前より頻度が激減していることや株主優待や割引券、ドリンク無料券などのサービス券が利用できる店舗に事実上、絞っているため、現金支出はそれほど多くなくて済んでいます。

洗剤や雑貨などは、自宅近くにウエルシアが出来たため、最近からウエル活に参戦するようになりました。

そのTポイントは、歩数計アプリのトリマで稼いだ分を充てていますので、事実上、無料化出来ています。

現時点では、給料がありますが、退職後を見据えて、タイトルの生活様式を今のうちに体に馴染ませることに日々、努めています。

 

結局のところ、資産取り崩し型の退職後生活は心理的に不安定になりがちですし、将来何があるか分からないからとして、エンジョイすることが自制というか抑制されてしまっては、ただ生きていくだけになってしまいますので、やはり、ある程度の収入源の確保は必須だと思っています。

機会が有りましたら具体的にご紹介しますが、以前の記事で「300万円で100社の株を買ってみる」というチャレンジをしています。

現時点では、60社程購入し、そのうち17社を売却、含み損が8社という結果になっています。

実現損益としてはプラス35万円程になっていますから、利回りとしては悪くないかなと思います。

売却した17社のうち、ストップ高銘柄が6社もあり、ほぼその値段で売れましたので、ラッキーでした。

含み損銘柄については、25%マイナスになったらナンピンをしています。

最終的に100社を確保し、これを元に年間生活費の捻出を計画しています。

さて、うまく行きますかね~

 

 

【非公式ルール】地方移住は事前調査が肝要

急な出張でしばらくブログを更新しておりませんでした。

その出張先で感じたことが幾つかございましたので、備忘録として残しておきます。

出張先では、その地域の家賃や物価、生活インフラ、商店街など、リタイア後を想定した目線で見る癖がついています。

 

まず、気が付いたのは電車やバスの時刻表を見ると既に生活インフラとしての機能よりも公共交通としての側面を強く感じました。

電車はもちろん、バスも通勤通学の一時的な時間帯を除いては、ほぼ乗客が乗っておらず、バスに至っては県庁所在地でも路線によっては1時間に1~2本の便しか動いていませんでした。

そして、その料金もやはり高いなと実感しました。

 

地元スーパーに足を運びましたら、特売品はそれなりでしたが、通常品は感覚的に東京の2割増しといったところでしょうか。

都市部のような競争があまり厳しくないせいか、極端な目玉品にお目にかかることはございませんでした。

 

退職金やこれまでの貯えを携えて、地方に移住するという方がいらっしゃいますが、はっきり申し上げて、いわゆる「俺様」的な都会人として振舞う人は「ムリゲー」な世界です。

地方で住宅を購入するのは、「その地域とのお付き合い込み」と理解していないと、思わぬ風習というか慣習が、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

 

私が以前ある地方支店を担当していた時に実際に遭遇したことですが、ある災害級の大雪の日にガソリンスタンドに入りました。

ところが、ある違和感を感じたのです。

ガソリンスタンドに入ったのに、給油せずに出ていく車が何台かあったのです。

私の順番になり、給油機の近くまで初老のスタンドの方に誘導され、特に問題なく給油を終えました。

その話を会社に戻って話をしたところ、

「災害時には地元民にしか販売しないという噂の店です」

思わず、「えっ!」と声を出してしまいました。

私は地元ではないのに何故給油してくれたのかと聞きますと、

「ナンバープレートが地元ナンバーだったからですよ」

とのこと。

もちろん、こんなことはオフィシャルな話では無いですし、燃料を販売する相手を選別しているとは思ってもいませんでしたから、本当に驚きました。

これはほんの一例にしかすぎませんが、非公式なローカルルールがあることを実感した経験でした。

 

 

 

 

【商品不足?】バッタ屋が普通のお店になっている

私の自宅近くにバッタ屋さんが複数有り、何か掘り出し物がないのか散策するのを楽しみの一つとしています。

ところがここ数カ月、「これ!」と言った商品に巡り合う機会が激減しました。

その反面、普通のスーパーで「おっ!」と言う商品を見つける機会が多くなりました。

テレビや雑誌などのマスコミでも「フードロス」にまつわる記事が増えたせいか、賞味期限間近どころか賞味期限切れの商品の購入にも抵抗感が無くなっているようにも感じます。

また、これまではネットショップで在庫処分、賞味期限間近などの商品をこっそり販売しているところがありましたが、こちらも最近では「訳あり」と称して、どうどうと販売されるようになってきました。

それだけ、財布のひもが固くなったせいなのでしょうけれども・・・

 

特に最近目に付くのはパッケージ変更による特売品です。

もう、お分かりでしょうか?

 

あのステルス値上げ商品の旧パッケージ品です。

 

としますと、旧パッケージ商品の方が容量が大きくなりますから、見かけましたら要チェックです。

ただ、こちらは例えば同じお店で新旧パッケージ品を並べることはありませんから、それを取り扱っていないスーパーや個人商店、バッタ屋さんで見かけることになります。

旧品を扱うことにも賞味期限切れ間近な商品も関係なく、様々な販路を確保してロスを減らすと同時に販促商品のようにしている感もありますが。

としますと、バッタ屋さんに入荷される目玉商品が先細りとなり、結果、普通のお店になり始めたのかなと思っています。

でも、それでは、バッタ屋さんの存在意義が薄れてしまいます。

バッタ屋さんは安く商品を仕入れるため、現金支払いが多いと聞きますので、結局資金繰りによって入荷商品に差が出てしまうのかもしれませんね。

はっきり言えるのは、小売業も規模の大小関係なく、サバイバル合戦が繰り広げられていますので、やはり、情報収集は今後、大きなポイントになってくるのでしょうね。

 

 

 

 

【地殻変動】物価高と増税は後戻りしない

商品先物市場では一時期の高騰が落ち着いていますが、それでも需給がタイトであることに変わりは無いため、相場の変動性がこれまでとは異なる異次元の世界に入った感が有ります。

また、人件費の年中行事のような増加傾向も幅に差こそあれ、非正規雇用社員の給与所得の底上げと同時に正規雇用社員の非正規雇用社員給与所得とのサヤ寄せのせめぎあいになって行くのだろうと感じています。

 

日本郵政の裁判事例が先駆けで、

正規雇用の待遇を正規雇用の待遇に合わせる

のではなく、逆に

正規雇用の待遇を非正規雇用の待遇に合わせる

というコペルニクス的発想でした。

 

いずれにしても、節約や貯えの取り崩しだけでは現状維持すら不可能ということがはっきりしてきましたし、退職金や相続税、防衛費など、増税する理由は数多とありますが、減税する理由は見当たりません。

 

私の退職後プランにも多少の影響が出てきてはいますが、現在のところ、想定の範囲内で収まっているため、大きな軌道修正は見込んでおりません。

 

以前、私の退職後のプランに年金収入は計上しないという記事をアップしましたが、アテにするにはリスクが高すぎることが更に顕在化し始めました。

貰う人と払う人のバランスが崩れたわけで、国としては年金支払者を増やすようあれこれ弥縫策を講じていますが、新生児が激減していると同時に年金受給者も次第に亡くなっていくことから、どこかのタイミングで縮小均衡していくのでしょうか?

 

物価高=消費税収増になりますから、これに限れば物価を下げる理由がありません。

(減税ではなく、業界への補助金が代表的なものです。)

 

結局のところ、自助で収入を上げることしか手段は無いことから、労働収入以外の複収入を確保する必要性に迫られます。

それでも、労働収入以外での個人所得を完全に把握することもインボイス制度の目的であり、ヤフオクやメルカリなどもいずれ規制対象としてより深く切り込まれてくることになるのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【欲が無くなったのが原因?】上昇志向との兼ね合い①

「物価や税金の上昇で生活が苦しくなっている」

これは、所得の伸びと連動していないことに由来しています。

ここからは、あくまでも私の私見ですので、その点を割り引いておいて下さい。

 

私は典型的な昭和世代のバブル入社組です。

私の入社当時の世相もあるかとは思いますが、一言で言うと

「努力次第で成り上がれる時代」

だったと思っています。(今でもそうですが)

労働基準法なんか関係なく、がむしゃらに働けるだけ働いて、短期間でお金を稼ぎ、それをビジネスなり投資なりに注ぎ込んで、富裕層に駆け上がっていった同僚や先輩を多数見てきました。

また、社会がきらびやかで「今日より明るい明日がある」という未来志向が強かったような感じでした。

私も、自分の意思とは関係なく、このような社会の雰囲気を感じ取り、タネ銭を短期間で蓄えて、ビジネスをしたいと思っていた一人です。

その頃はまだ、インターネットどころかパソコンも普及していませんでしたから、コテコテのアナログ社会でもありましたが・・・

 

今は社畜が喧伝されており、自分の意思とは関係なく、組織の歯車感、いや、消耗品扱いと感じている方も少なくないのではないでしょうか。

 

現状を変えるのは他人ではなく、自分自身でしかありません。

そんな私が、成りあがってやろうと本気で思った時のことをお恥ずかしながら紹介します。

 

ある人の紹介がきっかけで、六本木のある会社を訪問しました。

その会社の役員室が高層ビルの最上階に有り、そこの社長は若くして(年齢も私より少し上)上場したイケイケ風の方でした。

その部屋に行くには専用のエレベーターがあり、それを降りるとまず、女優やモデルのような美人な秘書が受け付けをしており、「お待ちしておりました」と一礼し、中へ入れてもらいました。

扉を開けて入りますと、東京タワーを目の前にする綺麗な夜景が一面に広がっており、テレビのトレンディードラマでしか見たことのない風景でした。

また、フロアがメゾネットタイプになっており、その上のフロアで色々お話を伺うことが出来ました。

仕事上の話が中心ではありましたが、多弁な方ではなく、こちらが品定めされているような雰囲気でした。

その中で、

「あなたはサラリーマンに向いていない。」

「なぜですか?」

「自分の考えで話しているだろ」

「はい、本日の貴重なお時間を頂戴するにあたって、粗相のないよう、情報を整理したうえで、お伺いする内容はもちろんのこと、聞かれたことには何でも答えられるよう最大限、事前に準備してきました」

「それは、会社から提供された情報?」

「いいえ、同僚や知人、友人などの関係する業界人などを紹介してもらい、色々ヒヤリングして集めた情報です」

「やはりな。〇〇さんからの紹介だから、最初は仕方ないなと思っていたけど、あなたはうちの問題点をズバリ遠回しではあるけど突いてきた。このアングルから話をしてくる人はそうそういないからね」

「恐縮です」

「なぜサラリーマンに向いていないといったのか分かる?」

「いいえ」

「これまで接してきた会社員の多くは自分の事、自社の事しか言ってこなかった。つまりはセールスだ。こちらが必要なら売り込みに来なくてもこちらから伺うよ」

「はい」

「あなたは私との会話の中から私が何を欲しているのか探り出そうとするどん欲さを感じた。次に繋げてやろうという意思のことだ。」

 

 

 

 

【私のクレジットカード考察①】ANAアメックスプレミアム

早期退職や定年退職に伴うクレジットカードのメインカード設定ですが、実は現役時代にも通用します。

クレジットカードは、各社が様々なタイミングで、様々なキャンペーンを繰り広げていますが、その販促を兼ねた個人のYouTubeやクレカのブログを見ていると、アフェリエイトと言う性格上、どうしても総花的な内容が少なくなく、個人的には決め手に欠けていました。

そこで私が2022年11月現在取っています選択基準は次の3点です。

なお、当然ですが、いずれのクレジットカードも使うことによるメリットを条件とし、ステイタスなどの保有するメリットは除外しています。

 

①ポイント還元率

②利用額に応じたインセンティブの有無

③ポイントの有効期限

 

現時点では、先日より記事にしております、ANAアメックスプレミアムの150万円修行を今年の9月~12月の間での年内完走を目標として参加しています。

現在もキャンペーンが下記の通り開催されており、アメックスの公式サイトよりも、下記リンクの紹介ルートでご加入頂くと、5,000ポイントが上乗せされています。

ANAアメックスプレミアムは年会費が165,000円かかりますので、ご自分に合ったクレジットカードを選んで頂ければと思います。(他のカードも掲載されています)

 

https://www.americanexpress.com/japan/refer/ana-premium-card?ref=kENICBhpg&CPID=100328011

 

私がこの150万円修行を達成した後、継続するかどうかについては、私の次のブログで記事にしています。

 

【ANAマイル爆増】ANAアメックスカード作るべきかどうか!? - 少し早いリタイアで逃げ切り人生の始まり! (hatenablog.com)

 

上記の私の基準で行きますと、ANAアメックスプレミアムは次の通りです。

 

①ポイント還元率 ⇒ 1%(ANA関係で利用の場合ポイントアップ有り)

②利用額に応じたインセンティブの有無 ⇒ ANAスカイコインや無料宿泊券

③ポイントの有効期限 ⇒ 無期限(マイルに交換分は3年)

 

また、ANAを利用されるのであれば、クレジットカードラウンジよりグレードの高い

ANAラウンジをメインカードの方が利用できます(家族カードは不可)

 

私的には、より積極的な節約生活を前提としない、現役時代の生活水準を「目標」としていますため、ANAアメックスプレミアムを現在メインカードとしています。

 

【FIREに暗雲】物価高と相場の不安定

本当に物価が上がったと感じる毎日です。

ただ、小売側もメーカー側もあの手この手で売り上げ増を模索しているのもしっかり伝わってきます。

例えば、先日明治ブルガリアヨーグルトの増量版が特売品として出ていました。

これまで、この商品で増量版を見たことが有りませんでした。

ただ、以前の特売価格ではなく、少し値段を上げた設定となっており、増量分を加味して計算すると概ね109円換算になりましたから、最初は「?」と思いましたが、値段は単純に下げられないので、増量して「ステルス値下げ」を行ったのではないかと感じました。

小売側からなのか、メーカー側からの施策なのかは分かりませんが、いずれにしても価格感応度が上がっている現状では、前例に捕らわれない施策を積極的に実施した方が結果的にはプラスになるのではないでしょうか。

 

さて、FIREはもともとアメリカからの由来です。

アメリカ国内、アメリカドルで、アメリカの株や投資信託などの運用は為替レートの影響がほぼありません。

日本で同様に円でアメリカへ投資すると為替レートの影響が出てきます。

まさに、今、この点が日本でアメリカへの投資を前提としたFIREの問題点として表面化した状態でしょうか。

 

諸先輩方の様々なFIREに関するブログを拝見してみますと、潤沢な資産を前提とした「FAT FIRE」ではなく、ある程度の中期または短期の労働収入を前提とした「SIDE FIRE」や積極的な節約生活を前提とした「LEAN FIRE」が主流のように感じられます。

 

収入≧支出にならない場合は、

①労働収入を増やす

②資産を取り崩す

③生活費を連動して下げる

 

などの対応になるかと思いますが、特に③は厳しくなっているのではと感じます。

 

私的には、「働きたくないから、最低限度の生活でいい」という考えではないので、①~③のいずれかではなく、どの選択肢に拘らず柔軟に対応して乗り切って行こうと考えています。

ただ、①は本当の最終手段としていますが、そうならないように現役時代における資産の構築はやはり重要ですね。

 

どのようなFIREであれ、相場の荒波の中で「不安定な環境の中に安定を求める」という相反した命題の中でFIRE生活を送ることになりますから、リスク管理の中に相場の下落や収入・資産の減少を必ず見込む必要があり、そのためには普段から支出の最適化を意識すると同時に、無意識化していくことが重要だと本当に感じています。

 

 

 

 

 

 

 

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