【FIREに暗雲】物価高と相場の不安定

本当に物価が上がったと感じる毎日です。

ただ、小売側もメーカー側もあの手この手で売り上げ増を模索しているのもしっかり伝わってきます。

例えば、先日明治ブルガリアヨーグルトの増量版が特売品として出ていました。

これまで、この商品で増量版を見たことが有りませんでした。

ただ、以前の特売価格ではなく、少し値段を上げた設定となっており、増量分を加味して計算すると概ね109円換算になりましたから、最初は「?」と思いましたが、値段は単純に下げられないので、増量して「ステルス値下げ」を行ったのではないかと感じました。

小売側からなのか、メーカー側からの施策なのかは分かりませんが、いずれにしても価格感応度が上がっている現状では、前例に捕らわれない施策を積極的に実施した方が結果的にはプラスになるのではないでしょうか。

 

さて、FIREはもともとアメリカからの由来です。

アメリカ国内、アメリカドルで、アメリカの株や投資信託などの運用は為替レートの影響がほぼありません。

日本で同様に円でアメリカへ投資すると為替レートの影響が出てきます。

まさに、今、この点が日本でアメリカへの投資を前提としたFIREの問題点として表面化した状態でしょうか。

 

諸先輩方の様々なFIREに関するブログを拝見してみますと、潤沢な資産を前提とした「FAT FIRE」ではなく、ある程度の中期または短期の労働収入を前提とした「SIDE FIRE」や積極的な節約生活を前提とした「LEAN FIRE」が主流のように感じられます。

 

収入≧支出にならない場合は、

①労働収入を増やす

②資産を取り崩す

③生活費を連動して下げる

 

などの対応になるかと思いますが、特に③は厳しくなっているのではと感じます。

 

私的には、「働きたくないから、最低限度の生活でいい」という考えではないので、①~③のいずれかではなく、どの選択肢に拘らず柔軟に対応して乗り切って行こうと考えています。

ただ、①は本当の最終手段としていますが、そうならないように現役時代における資産の構築はやはり重要ですね。

 

どのようなFIREであれ、相場の荒波の中で「不安定な環境の中に安定を求める」という相反した命題の中でFIRE生活を送ることになりますから、リスク管理の中に相場の下落や収入・資産の減少を必ず見込む必要があり、そのためには普段から支出の最適化を意識すると同時に、無意識化していくことが重要だと本当に感じています。

 

 

 

 

 

 

 

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