【非公式ルール】地方移住は事前調査が肝要

急な出張でしばらくブログを更新しておりませんでした。

その出張先で感じたことが幾つかございましたので、備忘録として残しておきます。

出張先では、その地域の家賃や物価、生活インフラ、商店街など、リタイア後を想定した目線で見る癖がついています。

 

まず、気が付いたのは電車やバスの時刻表を見ると既に生活インフラとしての機能よりも公共交通としての側面を強く感じました。

電車はもちろん、バスも通勤通学の一時的な時間帯を除いては、ほぼ乗客が乗っておらず、バスに至っては県庁所在地でも路線によっては1時間に1~2本の便しか動いていませんでした。

そして、その料金もやはり高いなと実感しました。

 

地元スーパーに足を運びましたら、特売品はそれなりでしたが、通常品は感覚的に東京の2割増しといったところでしょうか。

都市部のような競争があまり厳しくないせいか、極端な目玉品にお目にかかることはございませんでした。

 

退職金やこれまでの貯えを携えて、地方に移住するという方がいらっしゃいますが、はっきり申し上げて、いわゆる「俺様」的な都会人として振舞う人は「ムリゲー」な世界です。

地方で住宅を購入するのは、「その地域とのお付き合い込み」と理解していないと、思わぬ風習というか慣習が、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

 

私が以前ある地方支店を担当していた時に実際に遭遇したことですが、ある災害級の大雪の日にガソリンスタンドに入りました。

ところが、ある違和感を感じたのです。

ガソリンスタンドに入ったのに、給油せずに出ていく車が何台かあったのです。

私の順番になり、給油機の近くまで初老のスタンドの方に誘導され、特に問題なく給油を終えました。

その話を会社に戻って話をしたところ、

「災害時には地元民にしか販売しないという噂の店です」

思わず、「えっ!」と声を出してしまいました。

私は地元ではないのに何故給油してくれたのかと聞きますと、

「ナンバープレートが地元ナンバーだったからですよ」

とのこと。

もちろん、こんなことはオフィシャルな話では無いですし、燃料を販売する相手を選別しているとは思ってもいませんでしたから、本当に驚きました。

これはほんの一例にしかすぎませんが、非公式なローカルルールがあることを実感した経験でした。

 

 

 

 

プライバシーポリシー お問い合わせ