私が定年前に退職しようと思ったのは、素朴に穏やかな日常生活を送りたかったからです。
贅沢な生活を望んでいるのではなく、少なくとも経済的な問題で大きく左右されることが無い程度の生活レベルを望んでいます。
既に退職された諸先輩方のブログを拝見しますと、何もしない贅沢を満喫されている方や、同時にリタイア後の家計に関する記事も多く見受けられました。
特に家計に関する記事を見てみますと、最近の株高の影響でリタイア後に資産が逆に増加している方もいらっしゃいました。
特に仙人のような生活ではなさそうなので、上手く、生活費を回しているんだろうなと感じました。
私も生活費の再構築を進めており、不要あるいは利用価値が低下したクレカの整理に入ったり、お得なだけが理由の商品は買わなくなったり、物を一つ買うときは何か一つ処分するなどして、現状より持ち物を減らしていく方向で進めています。
元気なうちの終活の意味合いもありますが・・・
実質賃金が物価上昇に追い付いていないという現状ですが、私の皮膚感覚としては、
物の値段は上がったけど、支出額は変わっていない
という感じです。
そのように感じるのは、買い物に対する選球眼が鋭くなってきたことや、代替商品で対応できないのか、今買わなければならないのかなど、買う=支出の理由を確認した上で、納得のいく支出しかしないという習慣が根付いたからだと思います。
このように日常のお買い物や生活自体をトレジャーハンターのように楽しみながら、自分のペースで、人の目を気にせずに、自由気ままに生活を送っていきたいと考えています。
諸先輩方のブログで、リタイア後に社会との接点を無くしてしまうと、お金があったとしても、つまらない人生になってしまうというような記事も少なからず拝見されました。
この意味は良く分かります。
いわゆる社会的孤立の事ですが、決していい状態では有りません。
社会的孤立|東村山市社会福祉協議会 (hm-shakyo.or.jp)
こうなってしまうと、いわゆる老害問題に直結していきますので、私も気を付けていかなければならないと自負しています。
リタイア=孤独になってしまうリスクは、仕事上でも目にしてきたので。