まずはこれを見てください。本日撮った写真です。
これを見てどうでしょうか?
また、気が付きましたでしょうか?
シャッターにポスターが貼られています。
人手不足により開店できません。急募!!
お店を開けないデメリットの方が上回っているので、思い切った時給を提示しているものと思われます。
地方出身の私から見ても魅力的な時給ですが、当然のことながら、東京は物価も高いですから、一概にぬか喜びは出来ません。
もう少し正確に言いますと、東京の物価が高いのはやはり「家賃」でして、食料品などは時代の流れで上がってはいますが、店舗間の競争が激しいことから、東京住まいの私から見て、地方よりは抑制されているように感じます。
それでは月給ベースで試算してみますと次のようになります。
@1800円×8時間×22日=316,800円
額面でこの位になります。
年収だと316,800円×12カ月=3,801,600円
どうでしょう。
月給で見ると結構高そうに見えますが、年収で見るとそれ程でもありません。
これはボーナスの有無が大きく影響していますし、このご時世でも破格の時給ですので、中長期での昇給は厳しいかも知れませんね。
また、このような勤務時間をずっと続けることができるシフトなのかちょっと疑問です。上手くいっていれば、バイトの人も続いていたでしょうから。
さて、私の知人のお子さんが高校を卒業して、上京して一人暮らしを始めたことが有ります。
結果的には3ヶ月で実家に戻りましたが、話を聞いてみますと
時給は高かったけど、東京という都会の魅力に、出ていくお金も多くて、生きているだけで精一杯だった。東京で長年住んでいるおじさんは凄いですね!
と、悟りを開いたような話をしていました。
今では、地元で正社員として働いているとのことでしたが、
地方の給与事情から年収は東京の方が良かったかもしれないけど、気心の知れた友人や家族がいる地元が落ち着きます。また、都会のような刺激は無いけれども、何もないことの安定感も捨てがたいことが分かりました。
と大人ぶった感想も言っていました。
まあ、若いうちはあれこれ悩まず、猪突猛進で良いような気はしますが、昨今のFIREブームとはちょっと違う一面があります。
東京に憧れるのは私もそうでしたから、良く分かります。
もし、来春、東京で就職や進学を考えている方の参考になるのか分かりませんが、地方から上京して30年以上東京に住んでいる私からのアドバイスは、
中途半端な憧れは地獄の始まり、覚悟をもって上京する気持ちが大事
これは、誰も助けてはくれないし、うるさごとを言ってくれる親や兄弟もいないという、正に自己責任の世界だからです。
私は上京するにあたって、高校生の頃からこっそり「上京貯金」をしていました。