【マンゴーが一個33480円】価格設定の傾向

まずはこれを見てください。

先日、知人の結婚式に参加した際に立ち寄った果物専門店での画像です。

 

見た瞬間にまず感じたのは

 

売る気あるのかな?

 

という感情でした。

 

ところが、しばらくして

 

それをアジア系の外国人の方がしかも複数、まとめて買っていくではないですか!

 

生鮮品ですから、お土産ではないと思いましたので、思わず私のつたない英語で

 

お土産ですか?

 

と聞いてみたところ、

 

ホテルに戻って部屋で食べます。日本の美味しいものをたくさん食べに来ました。

 

という回答でした。

 

しかも、どう見ても20代。

 

う~ん、参った!

 

確かに、老舗の果物専門店で間違いなく、日本でもトップクラスのお店ですが、サラリーマンからみたら、とても手が出せないお値段です。

これが現実だと思った瞬間に、何とも言えない感情が芽生えてきました。

同様にこれは如何ですか?

同じように、外国人がお土産に買っていました。

日本人の購買力低下は劇的に進んでおり、実態はその日暮らしのサラリーマンがどんどん増加、明日より今日の事という何とも言えない状況になっています。

 

外国では地元民と観光客用に値段を分けているという話をよく耳にしますが、わが国でも実態は変わらなくなっているのではないかと感じています。

 

例えば、冒頭のマンゴーでも百貨店でも日常消費分はせいぜい、一個3000円程ですから、10倍以上の開きがあります。

もちろん、贈答用であるということは割り引いたとしても、あまりの価格差に驚くばかりです。(だからこそ、撮影しましたが)

 

話は変わりますが、本日は日曜日で各スーパーが朝市やポイント還元セールを実施していたものの、いずれのお店も混雑には程遠い状況でした。

特にチェーン店ほど、価格の自由度があまりなく、購買意欲を掻き立てるような価格設定の商品はほぼ無かったように感じました。

庶民からすれば、買わないという選択が最強の武器になっており、昨今の消費状況からでしょうか、私の自宅近くの大手スーパーが閉店することになりました。

週に2回程チラシを出して、販促活動はしていましたが、価格的にはあまり魅力がなく、しかも以前よりお客がいないことから、心配していました。

閉店のきっかけは、近隣スーパーとの競争激化と同時に、まるでそのスーパーを狙い撃ちするかのように、まいばすけっとが2店出店してきてから、元気がなくなってきたように感じました。

ただ、競争の末に閉店が相次ぐと結果的に地域の物価が上がってしまいますので、程よい競争環境は維持してもらいたいものです。

 

 

 

 

 

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