【学費の備え方】契約者貸付を最適化

最近、上席と飲みに行く機会が増えており、仕事以外の話では、やはり子供の学費、それも年齢的に大学の費用の話になります。

その上席いわく、

「いくら稼いでも、結局学費に消えていくような感じで余裕は無い」

という内容でした。

私はどうしているのかと聞いて来たので、

「子供全員、生まれた時から学資保険に入り、ある程度の年数になったら、契約者貸し付けで支払っていた。」

と回答したところ、

「結局、それは借金だから返さなければならないし、利息がかかるよね」

と聞かれたのですが、それ以上は答えませんでした。

 

私は、契約者貸し付けで学費を支払う一方、同額の別建て資産を運用する「両建て」にして保証は継続しながらも、

 

  運用益>契約者貸付利率

 

を上回る運用にトライし、結果以上に運用益が発生したため、支払利息に加えて、学費自体も運用益でカバーできました。

年齢に差がある子供全員分の学資保険に入っていましたから、誰かの分で誰かの分を支払うというサイクルも成り立っていました。

また、学資保険の契約期間が18年間ありますので、その全期間ではありませんが、結果として「時間を味方につけた運用」を心掛けました。

結果的には、契約者貸付は途中で元本を返済することなく、年に1回利息(コロナの間は無利息期間も有りました)だけを支払い、満期後は貸付元本を差し引いた残額を受け取りました。

先日、計算してみましたところ、大雑把ですが元本と運用益から利息と学費を差し引いた結果、手元に110%と元本以上に増やすことが出来ていました。

全員分の保険を合算した期間を考慮すると20年以上の運用結果です。

私は子どもが複数いながらも、奨学金(大学院は別・免除になりましたが)を借りずに済んだのは、これが理由です。

 

もちろん、投資ですから、市況に左右されますが、学費の支払いタイミングは決まっていますので、運用益で学費分が賄えた時点で売却し、支払いに備えるため、別口座に移管していました。

また、その元本相当は直ぐの他の運用に回して、同様に次の学費に備えるというサイクルです。

 

この方法はあくまで、自己流ですし、他の資産による裏付けのない契約者貸付を利用する場合にはこの手法はお勧めいたしません。

結果的に運用益どころか元本を棄損する可能性が高いからです。

私の場合、子どもが平均以上にいましたから、ある程度分散もできたことを最後に添えておきます。

 

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