何をもって「ケチ」というのかは未だに分かりません。
リタイア民の間では「最適化」をキーワードに様々な場面で、資産を使うことに頭を一
捻りも二捻りもしていますが、一般の社会ではそうでは無いと感じることがあります。
代表的なものに「クーポン」があります。
100円引きや5%引きなど様々な形態のクーポンがありますが、日常的に使う金額から見
ると例えば3000円使って、5%引きのクーポンだと150円お得になりますが、「150円
しか」なのか「150円も」なのかに分かれます。
私個人的には、「150円も」というよりも「5%も」という感覚が強いです。
今どき、確定利回りで5%をノーリスクで獲得できる金融商品はありません。
以前私が記事にしました「消費利回り」で「5%」ですから、かなりの高利回りです。
最近だとauプレミアムパスで「400円以上購入で200円引きクーポン」が配布されていま
すが、私的には50%引きというより、400円分買うと200円分はおまけ!という
感覚です。
このような細かい落ち穂拾いのような日常ルーテインは、なかなか理解を得られないと
ころがちょっと辛いところです。
ある程度の残高が貯まってくると、「貯める」という側面と期間限定ポイントのような
「使う」という側面を両立する必要性が出てきます。
その体験談が意外に仕事でも役に立つことが少なくないのです。
何らかのポイントを貯めている人はかなりの確率でいらっしゃいますので、商談の際に
それとなく、何を貯めているのか遠回しに聞いてみて、例えば楽天ポイントを貯めてい
そうな取引先には「実は私も楽天ポイントを貯めていて、今、このように〇万ポイント
貯まっているんですよ!」なんて話を向けると意外に乗ってくる方が多いのです。
余りないアプローチに商談そっちのけで貯め方やコツを教えて!なんて話題になり、こ
れまでより距離が縮まっていくように感じることが複数回ありました。
これを会社で話してみると、普段細かくポイント収集をしていることが商談のネタにな
るとは思っていなかったという反応が少なくありません。
まさに「ケチは恥だが役に立つ」を地でいっているようなものです。