10月はビールを始め、過去最高レベルの値上げ商品数が話題になりました。
月初は、小売店側も模索している状況でしたが、中旬になってくると多くの小売店が店頭価格に反映してきたことを実感しました。
予想はしていましたが、仕入れが上がったからそのまま値上げでは、消費者が付いてこれないので、様々な販促活動が活発化しています。
LINEアプリ登録者限定にした上で、「特別ポイント」のような、値段を下げるのではなく、購入した方でなおかつ、登録した方に絞ってはいますが、大々的に行われています。
実質値下げではなく、素直に値上げによる売り上げ減少の回避策程度の効果ではありますが、何もしないことのインパクトが大きいからでしょう。
その実例が、あの「シャウエッセン」ウインナーです。
かなり、マスコミでも話題になっていましたが、値上げ前の売り上げを超えることがなく、かなりのダメージを受けているようです。
シャウエッセンより低価格帯の「豊潤」に移ってきているようですが、それも値上げしており、他社への乗り換えが増えているそうです。
シャウエッセンに値上げの逆風 日本ハム社長「節約志向、強い」(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース
結局のところ、物価高に消費者が付いてこれていないこと、収入が増えていないこと、将来に備えるため、財布のひもがかなり固くなっていることなどから、平時のキャンペーンでは、キャンペーン同士が潰しあいになるため、実質値引きのポイント還元策が消費者としては分かり易いところでしょうか。
それに、年末にかけて自治体のQRコード支払いキャンペーンが多数実施されますから、ただ消費するだけでは、やはり「上手くない」状態になるのでしょうね。
私的には、コンビニのキャンペーンにこれまで以上に、注目しています。
特に新規開店セールやキャンペーンは、以前のような大盤振る舞いはありませんが、ファミマやローソンの新規開店時のチラシに200円以上購入で使える100円引き券が付いていますので、それを最大限活用することとしています。
私はこの券を使って、あの「プライチ」キャンペーンを利用し、実質価格を更に下げています。