老後資金の心配事は、サラリーマン退職後に収入が無くなり、支出だけになってしまうからというのが大きな理由だと思います。
もちろん、潤沢な蓄えが有り、生活費のほとんどを配当収入などだけで賄えるというのならともかくとして、一日一日、資産が減少していくのを目の当たりにするというのは耐え難い不安です。
その減少ペースを緩やかにするために、節約などの支出の最適化を図ったり、労働収入を併用するサイドFIREなどの考え方に至るのかと思います。
しかも、毎月の値上げラッシュが恒例行事になっており、悩みの種は尽きません。
以前、現時点での私の基本的な一カ月の生活費をアップしましたが、住宅ローンを固定金利0.55%で借りており、退職時に優遇金利の満期となりますが、その時点での残債は約150万円程なので、繰り上げ返済する予定としています。
生活費の多くを占めています住宅ローンが無くなると同時に、自家用車を廃止すると、更に駐車場代や保険代、税金、車検代等の維持費も無くなりますから、家計は一気に負担が軽くなります。
私の想定では、家内と二人で月額20万円程で生活できる見込みを立てています。
年間だと240万円、それに毎月の温泉旅館代の費用として月額8万円(自家用車が無くなるので交通費を加味)、それに固定資産税、冠婚葬祭などの臨時費用を平準化して月額7万円を想定。
月額合計では、35万円と試算をはじき出しています。
また、私は年金はライフプランに組み込んでいませんので、毎月35万円をどう、ねん出するのかに注力していく計画です。
もちろん、温泉旅館も毎月行けるとは限りませんし、齢と共に行動範囲が狭くなり、旅先での支出が減るなど、実際はもっと軽くなるのではないか、臨時費用も意外と抑制できるのではないか、生活費もまだまだ支出の最適化を図れるのではないか、などなど、支出を増やすのではなく、効率化を更に推し進めていく考えです。
ただ、健康に関する費用や住宅のリフォーム、家電の買い替えなどの一時的な多額の費用も想定していますが、それは、別立てで予算をまとめて保管しています。
保管方法は、いつ売却しても良い株を継続保有している状態で、配当金はそのまま取り崩さず、他の株を買う資金に廻しています。
結局のところ、時間を味方につけた投資や貯蓄を愚直に続けてきただけですが。