消費者は、買わないという選択肢が有ります。
メーカーや小売りは、売り惜しみを除き、売らないという選択肢はありません。
以前、消費者と小売・メーカーのチキンレースが始まっている旨の記事をアップしましたが、どうやら、後者側が引き始めたようです。
名目は何であれ、店頭で静かに、目立たず、潜行した値下げがジワリと来ていることを目にするようになりました。
ところが、消費者目線では消費自体に非常にシビアになってしまったことから、多少の値下げには、なびかなくなってしまっているので、小売りやメーカー、そして消費者の苦境はまだまだ続く可能性が高そうです。
とはいえ、小売りもメーカーも売り上げを立てなければならないことから、コスト上昇分のすべてを転嫁し切れていない中での消耗戦に入って行った感じでしょうか。
消費者目線では、基本的にバーゲンハンターのようにそれなりにお得でなければ買わない行動が続いていくでしょうから、小売りもメーカーも頭の使いどころですよね。
さて、消費者サイドの私としては、やはり財布のひもは緩くならず、より締まってくると感じています。
ポイ活やコジ活、懸賞が更に活発化しているようで、会社でもかなり入れ込んでいる社員をよく見るようになりましたし、お互いが情報交換しているようです。
特にウエル活は、奥様サイドではよく知られた話だったようですが、旦那サイドには知られていなかったようで、Tポイントを集めるようになったという話も複数耳にしました。
私は基本的に百貨店の見切り商品を購入し、主に食費を賄っています。
何を食べたい、というより、安い何かを買ってきて、家内にメニューを考えて貰っています。
スーパーも手を変え品を変え、様々な販促活動を行っていますが、あまりパッとしないと感じるのは私だけでしょうか。
個人的には、買い物を楽しむ感じではなく、必要な物を買いに行く場所でしかなく、その点はスーパー側も感じているようで、私の自宅近辺のスーパーでは立て続けに改装が行われています。
また、私の自宅近くでは再開発が大々的に行われており、更に職住近接型の都市に生まれ変わる見込みです。
それらの建物には、様々なテナントが入る見込みですので、既存のスーパーもうかうかしていられないのでしょう。
同じく、線路のガード下はこれまで雑然としていましたが、耐震補強工事の関係で昔ながらのお店が閉店し、工事完了後におしゃれなお店が開店しています。
鉄道会社も、鉄道以外の収益化を狙っていますから、これもコロナの影響でしょうね。