(②からの続き)
管理会社の担当者に話を聞く機会が有り、ざっとこんな感じでした。
②新築マンションは大手デベロッパー系に限られるので、管理会社も同様
③管理組合の財政=財布の中身を分かっている
④社員の定着率が悪いため、それを逆手に取ったビジネスになっている
⑤ストックビジネスのため、大きく伸ばせない
⑥社員のプロ意識が定着しない
その担当者によると、管理組合が管理会社の「御用組合」になっているマンションは徹底的に搾取されるということでした。
長年勤務してもビジネススキルが上がる訳では無いため、つぶしが効かず、かといって、定着率も悪いため、本気で管理組合のことを考えている社員は稀有であるとも話していました。
としますと、やはり管理会社ではなく、担当者が誰か、どのような経歴なのか等の「人間性」に由来することになると強く感じました。
私の退職後の固定費にはマンションの管理費や積立金が入ってきますので、それを節約するのは個人レベルでは不可能ですから、やはり、「お値段以上」を上手く、引き出せるかがポイントだなと思います。
基本は、顧客の将来を真剣に考えている社員は存在しないということです。
ストック商売でありながらも、クレーム産業になっているせいなのでしょう。
であれば、一緒に考えて行動してくれる担当者を大事にしたり、育てることができれば意外に「お値段以上」を具現化できる可能性があると思います。
これまで3回に分けてマンション管理について触れてきましたが、管理費や積立金を固定費として見た場合、それには手を付けられないのか、それ以上の効果を得ることができないのかを考えてみたことを記事にしてみました。
管理組合役員の方に日ごろの活動に対して、感謝するべきですし、サポーターとして、そして当事者として、関わっていくことは当然ですが。
また、管理会社もボランティアでは無いですから、管理組合との双方がWin-Winになるようにしていかないと、長期的なメリットは享受出来ないと思います。