【サラリーマンの落とし穴】機会損失②

(つづき)

「機会損失って、チャンスを逃すということだろ。」

「そう、社員同士、ただの利害関係人でしかなく、しかも、顕在的・潜在的に攻撃的な関係で、ここ最近はそれが加速化しているように感じる。」

「極端に聞こえるけど、否定はできないな~」

「社員同士で悪口や陰口を叩きあっていることにより、距離感が遠くなり、業務上、必要最低限の交流しかなくなる。しかも今では目の前にいてもメールでやり取りしているだろ。」

「そうそう、口頭で報告すれば足りることもほとんどメールでやり取りするような雰囲気になっている」

「それは、相手を信用できないから記録の残るメールになっているからだ。トラブルになった時に上司や同僚が平気で聞いていない、そんなこととは思わなかったなど、責任回避と責任の押し付けを普段から見聞している結果だ。」

「そうだよな、メールをした上で、『先ほどメールした件ですけど』というようなアプローチになっている」

「相手を信用できないことが根底に有り、必要最低限のコミュニケーションしか取らなくなっている。メールより先に口頭で報告しても、頭ごなしに否定的反応しか返ってこないことが刷り込まれていることも一因だ。『悪い話は一刻も早く報告』ということが消極化したことにより、トラブル解決のタイミングを逸したり、時間がかかったりするのはそのためだ。」

「コロナ禍になって、飲み会も無くなり、建前ではあるけど無礼講の機会が無くなって、フォローする機会がなくなっているよな」

「このように、他人を信用できなくなることによって、情報流入が断絶し、公私ともに結果的に大きなダメージを受けることになる。そのため、ネットでの情報に右往左往される人物があれこれ問題を起こすことになる。」

「分かる、分かる。過去の経験則上、このような対応がいいとアドバイスしても、ネットではこう出ていたなど、平気で言ってくる社員がいる」

「詰まる所、上司は部下を信用できないし、部下も上司が信用できないわけだから、コミュニケーションもへったくれもない。極めつけは会社自体が信用できない」

「悪循環だよな~」

「サラリーマンは多かれ少なかれ、このような環境下におかれており、対人関係が破壊されることによって、様々な情報流入量が先細ってくる。生きた情報はネットではなく、人から入ってくるものだからね」

「ネット社会と言えども、まだまだアナログ的なコミュニケーションが重要だと思っている」

「また、他の社員の悪口や陰口を叩くのは、あくまで自己基準で嫌悪感を示しているだけだ。その結果、自己基準に当てはまらない人物との接点がなくなり、入ってくる情報の幅や質が大きく劣化する。これが機会損失と考えている。自分とは異質の人物との接点が重要だと思うけどね」

「なんでこうなるんだろうね~」

「答えは簡単だ。会社にしがみ付くしかないということを認識しているからだ。でも大幅な改善は見込めないことは覚悟しておいた方がいい。そう遠くないうちに、業務の定型化が急加速し、正社員でなければならない業務は殆ど無くなっていく。当社もジョブ型雇用に切り替える方向性だし、それが予定より早くなりそうだ」

「その点、みんな不安視しているのは知っている。」

「未来が分かっているゆでガエルなんだから、今日から意識改革しないとね」

 

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