独身者5000万人。建国以来、史上最大の独身人口となった「ソロの国・ニッポン」(荒川和久) - 個人 - Yahoo!ニュース
この記事を読んでかなりの衝撃を受けました。
出会いが無いとか言う次元ではなく、「暗い未来しか想像ができない」ということが伝わってきたからです。
裏を返せば、「自分が良ければいい」という世代間のギャップでしかありません。
なぜ、こうなってしまったのか。
ℤ世代という年代には、社会的な成功体験がほぼ無かったからではないかと、個人的には思っています。
資本主義は基本的に「膨張」していくことによって、繁栄していくシステムですが、まさか40年近くにも渡って、デフレになるとは誰しも想像しなかったのではないでしょうか。
少なくとも、現在我が国で主要なポジションにいる方は、デフレマインドが染み付いており、「減っていく中でも既得権益は死守する」というバイアスが非常に強くかかっているため、各論ではベストでも総論では破綻しているという合成の誤謬が国家単位で発生しているのが実情です。
それが、民間企業レベルにまで浸透しており、誰しも全体最適を考えなくなってしまう文化が根付いてしまったことが、ここ40年に渡るデフレマインドが継続してきた理由と個人的には考えています。
しかし、我が国では物価上昇に賃金水準がリンクしていないため、これまで以上に「貧しい国民が多いニッポン」を目の当たりにして「来た」・「来る」若い世代が根拠のない期待を持てないリアリズムが蔓延しているとも考えられます。
難しいことはさておき、昭和世代の社会環境を平成世代が再現困難と自覚し、令和世代で諦めが確定的になるという負の連鎖が断ち切られることはなさそうです。
チャレンジゆえの失敗は、何度でもリトライできる社会性と多様性を急速に充実していかないと、経済水準では現在の発展途上国並みの水準すら維持が出来ないのではないでしょうか。
同僚や知人、後輩などから受ける相談のほとんどは、経済的な問題につながっています。
サラリーマンだけでは生きていけない現実を如何に早く気が付き、如何に早く行動に移していけるのかが生き残れる唯一の手段です。
今日の記事は、本当にこのままではまずいと社会全体が気付いているのに、自分のことだけで精一杯で、「明日より今日のこと」というその日暮らし的な風潮を断ち切る必要があると痛切に感じました。
5/24分の無料ゲット分です。