想定通りの早期退職は幸せと言われました

先日、社外の知人とランチを取っている時に、退職時期が少し先延ばしになった旨、話をしたら「かなり幸せな部類じゃない」と言われました。

どうして、そう思うのか聞いてみたところ、

「私の友人が50代前半で先月早期退職したんだ。自ら常にトラブルを起こしている顧客がいて、いつもなら、軽くいなしていたのに、『どうして、こんな理不尽な客に耐え忍ばなければならないのか』とふと頭に過ったそうで、その翌日に退職届を出したんだそう」

「それは突然の退職だね。もし、準備できていなかったら大変なんじゃないのかな」

「その友人に聞いてみると、それほど資産は無いけれど、何となく生活は問題無いんじゃないかと余り難しく考えていないようだった。」

「家族はいるの?」

「奥さんと子供3人いるそう」

「家族の方がよく、退職を認めてくれたね」

「どうも、奥さんも何とかなるんじゃないのと楽天的だったと言ってたよ」

「何となく分かる気がする。私も退職について家内に話したところ、『あっ、そう』と特に気にも留めていなかった。それで、心配じゃないのと聞いてみたら、『あなたが退職して家でブラブラするはずは無いし、慎重派だから計算済みでしょ』と言われた」

「いい奥さんじゃない。そういう意味でも退職が先延ばしになって、その分の収入が増えることはマイナス要因では無いし、退職のタイミングもコントロール下にあるのであれば、定年退職と何ら変わらない、幸せな部類というのはそういうこと」

「そう言われればそうだよね。でも、以前よりは耐久力が無くなっているから、理不尽な顧客がいたら、もう別にいいやと放り出しそうだけどね」

「放り出したら、後を引き継ぐ人が大変じゃない」

「仕事内容はほぼ、定型化しているので、業務内容自体に大きな違いは無いものの、形式的にはBtoBで限りなくCtoCだから、癖のある顧客には大変苦労することになるだろうな」

「会社はバックアップしないの?」

「しない、しない。二枚舌、三枚舌のヒラメ社員ばかりで信頼のおける社員は少ないからね。それは私だけじゃなく、他の社員も同様だよ。」

「まあ、そういう評判の会社とは聞いているから驚きはしないけど。笑」

「社員はほとんど、一人親方で上司や会社も数字以外は全く興味が無いから、ある意味自己管理が上手く出来る人にはいい会社だろうな。逆に苦しむタイプは中途半端に出世欲がある社員だろうね。上に行ける社員はある条件が必要と公然の秘密だからね。」

「そんな会社とも、後しばらくでおさらばだから気にすることも無いね」

「そう、本当の踏ん張りどころは、退職の意思が固まっているので、退職予定日まで踏ん張りきれるかどうかが心配だね~」

 

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