判明!会社員がオワコンになった理由は・・・

先日、知人と立ち話をしている時、何気ない一言から気が付いたことがありました。

その知人は私と同じバブル時代に社会人になった世代です。(もちろん、本人が望むと

望まずともですが)

「昔は、朝7時から夜の11時まで仕事をして大変だったけど、夢中になってこなして

 いたよな。」

「今風では典型的なブラック企業だな」

「それでも頑張れたのは、給料も毎年万円単位で上がっていって、社員旅行やイベン

 ト、お年玉まで貰えていたな~。管理職になるとお祝いとして全額会社負担で海外旅

 行までプレゼントされていたな~。」

「今では、生涯賃金を大きく減らした上に、入社10年程度の社員を辞めさせる管理職が

 出世するという信じられない光景になっている。うちで早期退職制度が不要なのは

 それが理由だ」

「へえ~、それは世紀末の世界だね」

「今回の決算報告では過去最高の利益と大々的にアピールしていたけれど、その理由の

 一つに人件費の削減としっかり書かれていたところに、社員の鬱屈が貯まっている」

「出来る社員も出来ない社員もひとくくりに人件費扱いで処理しているからだね」

「そう、頑張っても報われない感が堂々と表舞台に出てきたことはかなりまずい状況に

 なるのではと危惧している。」

「サラリーマンの仕事が定型的になり、しかも汎用性が高まってきていることも理由だ

 よね。サラリーマンのコモディティ化がITやAIによって加速してるね。」

「これまでのやりがいは出世や昇給がしっかり確認できたことだったけど、本当に近い

 将来管理職は事実上不要になり、社員のギグワーク化に傾斜すると感じる。」

「結局、社員への人材投資を放棄したことによって、リストラ要因にならないようミス

 を無くし、現状維持に最大限の労力を割いてきたから、失われた平成時代になったん

 じゃない。」

「そうか!サラリーマンがオワコンになったのは、会社と社員が喜びを分かち合えなく

 なったことが最大の理由だ!バブルの頃は会社の発展と社員の収入や待遇がしっかり

 リンクしていたのに、今では社員はただの消耗品扱いに成り下がったため、やりがい

 を向けるところが無くなったからだ!」

プライバシーポリシー お問い合わせ